消火器とは、いずれも初期火災において、消火する人が安全かつ確実に消火することができるものであり、消火の3つの作用※のうち冷却消火及び窒息消火の原理を応用したものです。
消火器には、消防法令等で防火対象物等に設置される業務用消火器と設置義務がない一般住宅等に設置される住宅用消火器があります。
※3つの作用
1.除去法:
燃焼するものを無くすことによって消火する方法です。燃えているガスコンロの元栓を締めるとガスの供給がストップし、火が消えるのと同じ原理です。
2.冷却法:
燃焼している物質に水などをかけて消火する方法です。燃えている物質の温度が急低下して、火が消える原理です。
3.窒息法:
ろうそくにコップを被せると、空気中の酸素が遮断されて炎が消えます。空気中の酸素の供給を遮断し、窒息状態にして消火する原理です。